帰り新参(読み)カエリシンザン

デジタル大辞泉 「帰り新参」の意味・読み・例文・類語

かえり‐しんざん〔かへり‐〕【帰り新参】

一度勤めを去った者が、再び同じ所に勤めること。また、その人。
[類語]新人新顔新入りフレッシュマンニューフェース新参新米新手駆け出しルーキー

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精選版 日本国語大辞典 「帰り新参」の意味・読み・例文・類語

かえり‐しんざんかへり‥【帰新参・返新参】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一度、主家などを去ったのち、再び帰ってきてつかえること。また、その人。でもどり。
    1. [初出の実例]「内前は兄なれ供、度々の別心なれば、帰新参(シンザン)成」(出典三河物語(1626頃)一)
  3. 役者が、一度休演した後、再び舞台に上ること。また、その役者。
    1. [初出の実例]「荻野左馬之丞帰り新参(シンザン)、むかしにまさりて都の評判よく」(出典:浮世草子・元祿大平記(1702)八)

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