常呂のホタテ(読み)ところのほたて

事典 日本の地域ブランド・名産品 「常呂のホタテ」の解説

常呂のホタテ[水産]
ところのほたて

北海道地方、北海道の地域ブランド。
北見市常呂町で水揚げされている。日本のホタテの主要産地はオホーツク海沿岸。殊に「ホタテの養殖技術の発祥地」としても知られる常呂は、水揚げ量が多い。サロマ湖には、ホタテの生育に適した潮流と豊富なプランクトンがあり、サロマ湖で生まれ育成されたホタテの稚貝は1年後にオホーツク海へ放流される。流氷もとで冬を過ごして育ったホタテには、口にじわっと広がる甘さと確かな食感がある。グリコーゲンを豊かに含む常呂のホタテは、海外へも輸出される。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android