常習(読み)ジョウシュウ

デジタル大辞泉 「常習」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しゅう〔ジヤウシフ〕【常習】

[名](スル)ふだん習慣的にしていること。また、癖のようになっている行い。現代では多く、好ましくない事にいう。「無断欠勤の常習者」「覚醒剤常習している」
[類語]習性病みつき習慣習癖悪癖悪習奇癖病癖性癖惰性くせ習い習わし

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精選版 日本国語大辞典 「常習」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しゅうジャウシフ【常習】

  1. 〘 名詞 〙 世間、普通の慣習。また、何度も同じことを繰り返す個人の習癖。つねのならわし。
    1. [初出の実例]「凡者以相伝之敷地、令他人事者、貴賤常習也」(出典高野山文書‐文永六年(1269)六月日・湯浅入道智眼申状案)
    2. 「英国人の伝道を受けし者は〈略〉英国人の気風、特性、常習までを学ぶに至る」(出典:我が理想の基督教(1901)〈内村鑑三〉)

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