精選版 日本国語大辞典 「干渉計」の意味・読み・例文・類語
かんしょう‐けい カンセフ‥【干渉計】
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光の波動が重なったときにおこる干渉作用を利用して、長さ(距離)、表面形状や屈折率の測定、さらにスペクトル線の微細構造などを調べる装置。マイケルソン型、ジャマン型、ファブリ‐ペロ型、ルンマー‐ゲールケ型など種々の装置が考案されている。
二つの単色の光波が重なったとき、波の干渉によって新しい光波がつくられるが、二つの入射光波の間の位相関係によって、振幅に強弱を生ずる。一つの光源からの光を二つの光路に分け、ある長さを進んだあとでふたたび合致させ、干渉波をつくると、分かれていた間に通過した光路の長さの差によって、干渉波に強弱ができる。したがって、光路の差を徐々に変えていくと、干渉波の強度が波形に変化した図形を得られる。また干渉波のつくられる場所に従って、光路差が異なっているときは、空間的な縞(しま)模様が観測される。これらを干渉縞という。光路差が一定量だけ順次に異なっている多数の波が干渉した場合には、結果として得られる干渉縞は鋭い細かい線からできている。回折格子によってつくられるスペクトル線の像は、多数のスリット(溝)によって回折された光波間の干渉の結果つくられるので、細かい線となって現れたものである。
[尾中龍猛]
『D・マラカラ著、成相恭二・清原順子・辻内順平訳『光学実験・測定法』Ⅰ、Ⅱ(2010・アドコム・メディア)』
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光の屈折率や波長測定のための光学器械.一つの光源からの光を鏡や複プリズムなどによって二つ以上の光路に分け,これをふたたび集めると光の干渉による明暗のしまが見られる.このしまの位置から光路にある媒質の屈折率を測定する干渉屈折計と,光の波長を測定する干渉分光器がある.マイケルソン干渉計,フレネルの複プリズム,ファブリ-ペロー干渉計,ルンマー-ゲルケ干渉計などがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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