ある期間、たとえば1日とか1か月の間の平均の気温。1日の場合には日平均気温、1か月の場合には月平均気温などとよぶ。日平均気温は、1~24時までの毎時刻の気温の値24個を平均する場合もあり、また3時間おきの3、6、9などの時刻の8個を平均する場合もある。さらに3、9、15、21時の4個を平均する場合もある。もっとも簡単な方法は、1日の最高と最低の気温の平均で日平均気温を代用することもある。月平均気温は、前記のいずれかの方法で求めた日平均値を1か月分加えて平均して求めたものである。気温の一日中の変化の傾向からみて、以上のそれぞれの方法で求めた日平均値の間には大きな違いはないので、利用の目的に応じて使い分ければよい。細かくみれば、気温は時々刻々に変化していて、たとえば数秒間に0.5℃くらい変わることもある。通常気象観測でいつの気温などといっているのは、その時刻の前後およそ1分間の平均である。この場合も1分間の平均気温などという。
[大田正次]
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...