平日(読み)ひらび

精選版 日本国語大辞典 「平日」の意味・読み・例文・類語

ひら‐び【平日】

〘名〙
① 普通の日。祭日祝日縁日など以外の日。へいじつ。〔香具師奥義書(1929)〕
② 平日に商売をする露店商。〔モダン新用語辞典(1931)〕
③ (平たい「日の字」の意) 漢字構成部分名称一つ。「曰(いわく)」「曹」「書」などの「」について、「日(ひ)」と区別していう。〔運歩色葉(1548)〕

へい‐じつ【平日】

〘名〙
① ふだん。平生平素
※三体詩素隠抄(1622)三「此の二句は、逸人の平日の実事ぞ」
歌舞伎・戻橋脊御摂(1813)三立「大座平日式日も、寒の師走かん負けない」 〔漢書‐汲黯伝〕
② ふつうの日。日曜祝祭日以外の日。最近は土曜日も除くことがある。ウイークデー
手紙(1911)〈夏目漱石〉一「日曜や土曜もしくは平日でさへ」

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デジタル大辞泉 「平日」の意味・読み・例文・類語

へい‐じつ【平日】

ふだん。平素。
日曜・祝祭日以外の日。最近は土曜日も除くことがある。ウイークデー。「平日は六時閉店」「平日料金」
[類語]ウイークデー週日

ひら‐び【平日】

祝祭日など以外の、普通の日。へいじつ。
漢字の構成部分で、「曳」「替」などの「曰」の称。日偏ひへん・にちへんと区別していう。

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普及版 字通 「平日」の読み・字形・画数・意味

【平日】へいじつ

平生。ふだん。宋・陸游〔末題〕詩 日尤(もつと)も閑なるも、老いてに閑なり 一毫の世事、豈に相ひ關せんや

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