平行線(読み)ヘイコウセン

デジタル大辞泉 「平行線」の意味・読み・例文・類語

へいこう‐せん〔ヘイカウ‐〕【平行線】

同一平面上にあって、どこまで延長しても交わらない2本またはそれ以上の直線
互い主張意見などがどこまでいっても妥協点の見いだせない状態をいう。「交渉平行線のままだった」
[類語]ラインすじ線条直線曲線実線破線点線波線斜線アンダーライン傍線折れ線垂線鉛直線接線水平線対角線双曲線放物線母線螺線らせん割線中線中心線

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平行線」の意味・読み・例文・類語

へいこう‐せんヘイカウ‥【平行線・並行線】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同一平面上にあり、相交わらない二本、または、それ以上の直線。
    1. [初出の実例]「二線相並びて、其間の距離、始終同じ度にあるを、並行線といふ」(出典:小学読本(1873)〈田中義廉〉四)
  3. 転じて、二つ物事や意見などが対立して、いつまでたっても一致しない状態をいう。
    1. [初出の実例]「蓋し文明と清潔とは、正に平行線に循ふものにて」(出典:一年有半(1901)〈中江兆民〉附録)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android