光を光線の集合と考え、光の進路や光学系による像のでき方を調べる光学の一部門。光線の性質として、光の直進、屈折反射の法則を用い、あとは、幾何学的な考え方で取り扱う。光には波や粒子としての性質もあるが、これらについてはいっさい考えない。そのため特別な場合には、実際との一致がよくないことがおこる。光の波長に比べて大きな寸法で現象がおこるときには一致がよい。光線が実際に進む距離にその部分の屈折率を掛けた量を光学距離(光路長)という。任意の点から光が別の点に到達するとき、光が実際に通る路(みち)についてとった光学距離は、それ以外の任意の通路についてとったものに比べると極値をとる。これをフェルマーの原理という。
[三宅和夫]
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…光に関する諸現象および光に対する物質の性質を扱う学問の総称。光を光線の集合と見て,その進み方や像の結び方を研究する幾何光学と,光を波動と見て,その物理現象を研究する物理光学(波動光学)に大別されるが,分光学,色彩論なども含めることが多い。このような意味での今日の光学は物理学の一分科にすぎないが,少なくとも17世紀までは,科学者ばかりか,哲学者や神学者さえもこの学問に取り組んだ。…
※「幾何光学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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