広広(読み)ヒロビロ

デジタル大辞泉 「広広」の意味・読み・例文・類語

ひろ‐びろ【広広】

[副](スル)非常に広く感じられるさま。「広広(と)した部屋」「広広(と)した草原
[類語]広い広範広やか広大広壮広闊こうかつ開豁かいかつ広漠空漠茫漠茫茫渺茫びょうぼう茫洋洋洋だだっ広い幅広はばびろワイド広角漠漠渺渺びょうびょう豁然かつぜん広域空闊くうかつ蒼茫浩浩広大無辺無辺無辺際一望千里果てし無い手広い

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精選版 日本国語大辞典 「広広」の意味・読み・例文・類語

ひろ‐びろ【広広】

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) いかにも広くひらけているさま、非常に広いさま、広くてゆとりのあるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「御かど引き入るるより、けはひことにひろひろとして、まかで参りする車おほく迷ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)
    2. 「御門を闢(ひらき)て広(ヒロ)々と入奉らん」(出典三河物語(1626頃)一)

広広の補助注記

「落語・巖流島」には、「強(しひ)勝負をお所望(のぞみ)と有らば、広々(ヒロビロ)たる所にて相手に成りませう」のように「広々たる」の例が見られる。

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普及版 字通 「広広」の読み・字形・画数・意味

【広広】こうこう

ひろい。

字通「広」の項目を見る

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