広庇(読み)ヒロビサシ

デジタル大辞泉 「広庇」の意味・読み・例文・類語

ひろ‐びさし【広×庇/広×廂】

寝殿造りで、庇の外側一段低く設けた板張りの吹き放し部分。この外側に簀子縁すのこえんがつく。広縁広軒ひろのき

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精選版 日本国語大辞典 「広庇」の意味・読み・例文・類語

ひろ‐びさし【広庇】

  1. 〘 名詞 〙 寝殿造りで、庇の外側一段低い板張りの吹放しの部分。その外に簀子敷がある。広軒
    1. [初出の実例]「御前のひろびさしに」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)一)

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