座中(読み)ザチュウ

デジタル大辞泉 「座中」の意味・読み・例文・類語

ざ‐ちゅう【座中】

会合している一座の中。また、その一座。「座中を見回す」
芸能の一座の仲間

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「座中」の意味・読み・例文・類語

ざ‐ちゅう【座中】

〘名〙 (「ざじゅう」とも)
座敷の中。集会の列席者の中。列席している人々。
太平記(14C後)一二第六天魔王金字に銘を打たる者座中に進み出で」 〔史記‐封禅書〕
座頭(ざとう)芸人の一座の仲間。
御触書天保集成‐八〇・寛政三年(1791)七月「近来座中之もの共一同風儀みだりに相成、針治音曲等之家業をわすれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「座中」の読み・字形・画数・意味

【座中】ざちゆう

一座のうち。唐・谷〔席上、歌者に貽(おく)る〕詩 座中に亦た江南の客り 春風に向つて鷓鴣(しやこ)(鳥の名。つねに南することを思う)を唱ふこと(なか)れ

字通「座」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android