庶物・諸物(読み)しょぶつ

精選版 日本国語大辞典 「庶物・諸物」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ぶつ【庶物・諸物】

〘名〙
① 多くのいろいろな事物
塵袋(1264‐88頃)八「子の字はこれにかぎらず諸物に多く通ずる字也、櫑子瓶子銚子〈略〉等のたぐひおほし」
平戸廉吉詩集(1931)〈平戸廉吉〉厨房「私の眼は小さい厨房の庶物を、可憐な親しみをもって眺め始める」 〔易経‐乾卦〕
宗教で、呪力をもつと信じられている物。呪物

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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