廟堂(読み)ビョウドウ

デジタル大辞泉 「廟堂」の意味・読み・例文・類語

びょう‐どう〔ベウダウ〕【×廟堂】

祖先や先人の霊を祭る所。おたまや。みたまや。
天下政治をつかさどるところ。朝廷
[類語]霊廟霊屋宗廟聖廟

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精選版 日本国語大辞典 「廟堂」の意味・読み・例文・類語

びょう‐どうベウダウ【廟堂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 祖先や祖師、また貴人の霊をまつってある所。みたまや。霊廟。
    1. [初出の実例]「釈尊也。〈略〉上卿以下起座、被廟堂」(出典中右記‐寛治八年(1094)八月八日)
    2. [その他の文献]〔礼記‐礼器〕
  3. 天下の大政をつかさどる所。朝廷。
    1. [初出の実例]「公献説廟堂、於民自利、論治帷幄」(出典:家伝(760頃)上)
    2. 「七月の中旬廟堂(ベウダウ)の議は愈清国と開戦に一決して」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉中)
    3. [その他の文献]〔呂氏春秋‐召類〕

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