弁識(読み)ベンシキ

デジタル大辞泉 「弁識」の意味・読み・例文・類語

べん‐しき【弁識/×辨識】

[名](スル)物事道理を理解すること。わきまえ知ること。
分明に―せられたり」〈鴎外訳・即興詩人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弁識」の意味・読み・例文・類語

べん‐しき【弁識・辨識】

  1. 〘 名詞 〙 物事の道理を理解すること。また、真偽や良否・種類などを見わけること。
    1. [初出の実例]「いづれか公の御真蹟にやと、尋求れども弁識せられず」(出典:随筆・文会雑記(1782)附録)
    2. [その他の文献]〔晉書‐車胤伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「弁識」の読み・字形・画数・意味

【弁識】べんしき

識別する。〔晋書、車胤伝〕桓州に在り。辟(め)されて從事と爲る。義理を辯するを以て、深く之れに重んぜられ、~に顯はる。

字通「弁」の項目を見る


【弁識】べんしき

みわける。

字通「弁」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android