弓馬(読み)キュウバ

デジタル大辞泉 「弓馬」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ば【弓馬】

弓と馬。弓術馬術。また、武芸一般。
いくさ。戦い
「思はざりしに―の騒ぎ」〈謡・朝長

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弓馬」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ば【弓馬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 弓と馬。また、弓術と馬術。転じて、武芸一般をもいう。
    1. [初出の実例]「凡兵衛。立三等考第。恭勤謹慎。宿衛如法。便習弓馬者。為上」(出典令義解(718)考課)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐陳亀伝〕
  3. いくさ。戦争。
    1. [初出の実例]「思はざりしに弓馬のさわぎ偏に時節、到来なり」(出典:車屋本謡曲・朝長(1432頃))
  4. 武事を専門とする者。武士武家
    1. [初出の実例]「人にこそよれ両方共に弓馬の身がら」(出典:浄瑠璃・傾城反魂香(1708頃)三熊野)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「弓馬」の読み・字形・画数・意味

【弓馬】きゆうば

騎射。武芸。〔晋書、王済伝〕風爽、氣一時を蓋(おほ)ふ。弓馬を好み、力人す。

字通「弓」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android