引艾(読み)ヒキヨモギ

デジタル大辞泉 「引艾」の意味・読み・例文・類語

ひき‐よもぎ【引×艾】

ハマウツボ科半寄生性一年草草原に生え、高さ30~60センチ。葉は羽状に裂けていて、対生する。夏から秋、葉の付け根に黄色い唇形の花を開く。

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精選版 日本国語大辞典 「引艾」の意味・読み・例文・類語

ひき‐よもぎ【引艾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ゴマノハグサ科の半寄生一年草。各地の山野の日当たりのよいところに生える。高さ三〇~六〇センチメートル。茎は四稜がある。葉は対生、長卵形で羽状に全裂し、裂片は線形ないし披針形で縁に鋸歯(きょし)がある。夏、葉腋に短柄をもった黄色い唇形花が咲く。がくは細長い筒状で先は五裂。漢名、陰行草。くろくさ。せんねんかい。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  3. 植物かわらよもぎ(河原艾)」の古名。〔本草和名(918頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「引艾」の解説

引艾 (ヒキヨモギ)

学名Siphonostegia chinensis
植物。ゴマノハグサ科の一年草,薬用植物

引艾 (ヒキヨモギ)

植物。河原艾の古名

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