デジタル大辞泉 「弥」の意味・読み・例文・類語
び【弥〔彌〕】[漢字項目]
〈ビ〉
1 端から端まで及ぶ。わたる。「弥久」
2 すみずみまで。ひとわたり。「弥縫」
3 (「
〈ミ〉梵語の音訳字。「
〈や〉「
[名のり]いよ・ひさ・ひさし・ひろ・ます・まね・みつ・やす・よし・わたり・わたる
[難読]
( 1 )①②の意味のものは「既にそうしている(そうである)ものが、更に…する(…になる)」という面が強い。上代に盛んに用いられ、特に③の意味のものは記紀歌謡に集中して見られる。平安時代以後は「いよいよ」等に代わられた。
( 2 )「いや…に」の形をとって、慣用句または一語の副詞のように用いることも多い。平安時代には「ただ…に…」という形にとってかわられ、「いやましに増す」「いやまさりにまさる」が固定的に使われる程度となった。
「いよ」の反復形「いよいよ」の母音が連続するのを避けて成立したと考えられる。平安時代には見られず、「万葉集」や古形の残存した一部の訓点資料に見られるに過ぎない。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...
5/20 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫を追加
5/14 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新