彌が上に(読み)いやがうえに

精選版 日本国語大辞典 「彌が上に」の意味・読み・例文・類語

いやがうえ‐にいやがうへ‥【彌上に】

  1. 〘 副詞 〙 ( 近代は「も」を伴うことが多い ) あるがうえにますます。すでにそうであるうえにいよいよ。なおそのうえに。
    1. [初出の実例]「親死に子撃たるれども顧みず、いやが上に死に重なって戦ふとぞ聞く」(出典:保元物語(1220頃か)中)
    2. 「何所とも知れない深さに沈んで行くやうなおぬいの心をいやが上にも脅かした」(出典:星座(1922)〈有島武郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android