当代(読み)トウダイ

デジタル大辞泉 「当代」の意味・読み・例文・類語

とう‐だい〔タウ‐〕【当代】

今の時代現代当世。「当代一流の作家
代々名を継ぐ地位の今のだい。「当代菊五郎
その時代。その当時。
今の主人当主。「この店は当代で躍進した」
今の天子。現在の天皇今上きんじょう当今とうぎん
[類語]現代近代現今モダン今様時代当今当節今日日きょうび今日こんにち当世同時代今の世コンテンポラリー

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精選版 日本国語大辞典 「当代」の意味・読み・例文・類語

とう‐だいタウ‥【当代】

  1. 〘 名詞 〙
  2. この時代。いまの世。当世。現今。
    1. [初出の実例]「倶是碩学、名顕当代」(出典:続日本紀‐天平宝字二年(758)一二月戊申)
    2. 「当代用ぬめづらしき鏑矢と」(出典:浄瑠璃・源平布引滝(1749)一)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐耿弇伝〕
  3. その時代。その世。その当時。
    1. [初出の実例]「其人存生には世不行用之邕之夫其当代から用之行之為誡」(出典:杜詩続翠抄(1439頃)一三)
  4. 今の天子。現在の天皇。今上。当帝(とうだい)。また、今の天子の御代。当朝。当今(とうぎん)
    1. [初出の実例]「たうたいのみこは右大臣のむすめ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)明石)
  5. 現在の戸主。当主。
    1. [初出の実例]「当代北七太夫、鼻の内に、はなたけ出来」(出典:わらんべ草(1660)二)

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普及版 字通 「当代」の読み・字形・画数・意味

【当代】とう(たう)だい

今の王。また、その時代。現代。唐・杜甫〔簡(てがみ)を高三十五(適)使君に奉ず〕詩 當代、才子を論ずるに の如き復(ま)た人ぞ (くわりう)(名馬の名)、路を開き 鷹隼(ようしゆん)(猛禽)、風塵を出づ

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