デジタル大辞泉 「当年」の意味・読み・例文・類語 とう‐ねん〔タウ‐〕【当年】 1 この年。今年。本年。「当年とって二〇歳」2 その年。その当時。3 シギ科の鳥。全長約15センチと小形。夏羽は頭・くびと背中が赤褐色、腹は白色。冬羽は背面が灰褐色。シベリアで繁殖、日本には春・秋に渡来し、干潟でみられる。[類語](1)今年ことし・本年・今年こんねん/(2)昔・過去・以前・曽かつて・在りし日・往年・往時・往日・旧時・昔日せきじつ・昔時せきじ・昔年せきねん・往昔おうせき・往古・古昔こせき・古いにしえ・古く・その上かみ・当時・前前・かねて・かねがね・何時か・既往・これまで・従来・従前・来こし方・先年・一時・一頃・その節・先に・古来・あらかじめ・前以て・年来・旧来・在来・その昔・太古・千古・大昔 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「当年」の意味・読み・例文・類語 とう‐ねんタウ‥【当年】 〘 名詞 〙① ことし。今年。本年。〔色葉字類抄(1177‐81)〕[初出の実例]「映写技師の芳さんと呼ばれたる当年(トウネン)五十三歳の好々爺」(出典:まんだん読本(1932)ある忘年会〈山野一郎〉)② その年。そのころ。そのかみ。当時。[初出の実例]「当年忝奉端闈礼、詰旦淹除伏奏時」(出典:文華秀麗集(818)上・蒙譴外居聊以述懐、敬簡金吾将軍〈仲雄王〉)「池田瑞仙の一族は当年(タウネン)の名医である」(出典:渋江抽斎(1916)〈森鴎外〉一七)[その他の文献]〔左思‐魏都賦〕③ シギ科の鳥。全長約一五センチメートル。日本産シギ類のうち最も小さい種類の一つ。夏羽の背面は栗色の地に黒斑があり、くびから上面は赤褐色で下面は白色。冬羽では背面が灰褐色となり黒斑がまじる。あしとくちばしは黒色。ヨーロッパ・シベリアの北部で繁殖し、日本には春と秋の二回、渡りの途中立ち寄る。当年子(とうねご)。 あたり‐どし【当年】 〘 名詞 〙① ある作物がたくさんとれる年。豊年。[初出の実例]「『今年は天気がよいので、また豊年でござらうわいの』『それそれ。今年も変らず当(アタ)り年(ドシ)でござらう』」(出典:歌舞伎・絵本合法衢(1810)二幕)② 幸運に恵まれ、物事がうまくゆく年。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「当年」の読み・字形・画数・意味 【当年】とう(たう)ねん 当時。その昔。清・袁枚〔赤壁〕詩 一面の東風、百の軍 當年此の處、三を定む字通「当」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
動植物名よみかた辞典 普及版 「当年」の解説 当年 (トウネン) 学名:Calidris ruficollis動物。シギ科の渡り鳥 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報