当方(読み)トウホウ

デジタル大辞泉 「当方」の意味・読み・例文・類語

とう‐ほう〔タウハウ〕【当方】

自分の属している方。自分の方。こちら。「当方は皆無事です」⇔先方
[類語]わたくしわたしあたくしあたしあたいあっしわらわあちき自分おれ俺等おいらおらわし此方こちらこっちこちとら吾人ごじん我がはい手前てめえ・愚輩・拙者身共それがし不肖ふしょう小生愚生迂生うせい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「当方」の意味・読み・例文・類語

とう‐ほうタウハウ【当方】

  1. 〘 名詞 〙 自分の属している方。自分の方。こちら。また、その方。ある一方面。
    1. [初出の実例]「凡蕃使往還。当大路近側、不当方蕃人、及畜同色奴婢」(出典令義解(718)雑)
    2. 「当方の意見も皆同一にして」(出典:伊藤特派全権大使復命書附属書類(1885)北京晤談)
    3. [その他の文献]〔周礼疏‐秋官・大行人〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android