形許り(読み)カタチバカリ

デジタル大辞泉 「形許り」の意味・読み・例文・類語

かたち‐ばかり【形許り】

内容はともかく、体裁だけは整っていること。しるしばかり。かたばかり。「形許り祝言しゅうげんを挙げる」
[類語]ささやか一抹いささか少しちょっと心ばかり印ばかりちょこっとちょこんとちょっこりちょびちょびちょびっとちょぼちょぼちょろりちょんびりちょんぼりちらり爪のあか小口寸毫すんごうプチほのかわずか幾ばくせいぜいたかだかたかが微塵みじん些細ささいまばらほんのあるかなきか一縷いちる少ない少少いくらかいくぶんややちとちっとちょっぴりなけなし若干心持ち気持ち多少二三少数少量僅僅きんきん数えるほどたったただ少なめ軽少軽微微弱微微微少僅少きんしょう些少さしょう最少微量ちびちびひとつまみひと握りすずめの涙

かた‐ばかり【形許り】

かたちばかり」に同じ。
一膳飯屋で―の食事を済ました」〈漱石道草

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android