往時(読み)オウジ

デジタル大辞泉 「往時」の意味・読み・例文・類語

おう‐じ〔ワウ‐〕【往時】

過ぎ去った時。以前。「母校を訪ねて往時をしのぶ」
[類語]一昔過去以前かつ在りし日往年往日旧時昔日せきじつ昔時せきじ昔年せきねん往昔おうせき往古古昔こせきいにしえ古くそのかみ当時前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方先年当年一時一頃その節先に当時古来あらかじめ前以て年来旧来在来その昔太古千古大昔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「往時」の意味・読み・例文・類語

おう‐じワウ‥【往時】

  1. 〘 名詞 〙 むかし。以前。
    1. [初出の実例]「繍衣之子、謝暁夢於往時」(出典菅家文草(900頃)一・九日侍宴、同賦喜晴、応製并序)
    2. 「今更に往時に溯りて日本文学の本源を尋ね」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉四)
    3. [その他の文献]〔論衡‐難歳〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「往時」の読み・字形・画数・意味

【往時】おう(わう)じ

むかし。以前。漢・揚雄〔劇秦美新〕時、司馬相如、封禪の一を作りて、以て氏の休(喜び)を(あら)はす。

字通「往」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ゲリラ豪雨

突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...

ゲリラ豪雨の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android