後期(読み)コウキ

デジタル大辞泉 「後期」の意味・読み・例文・類語

こう‐き【後期】

一定期間二つまたは三つに分けたうちの、あとのほうの期間。「江戸後期文学」⇔前期
[類語]半期半年半季上期下期前期四半期

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精選版 日本国語大辞典 「後期」の意味・読み・例文・類語

こう‐き【後期】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一定の期間を前後、または前中後の三部分などに分けた場合、そのあとの方にあたる期間。後半の期間。
    1. [初出の実例]「此の書は初等科第一年後期の始より同期の終までに授くべき目的を以て」(出典:小学読本(1884)〈若林虎三郎〉一)
  3. 後の期日。後に会うこと。
    1. [初出の実例]「河横天欲曙。更歎後期悠」(出典懐風藻(751)七夕吉智首〉)
    2. [その他の文献]〔白居易‐祭中書韋相公文〕
  4. 取引市場で、定期売買のうち、もっとも期限の長いもので、翌々期に取引されるもの。〔模範新語通語大辞典(1919)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「後期」の意味・わかりやすい解説

後期
こうき
anaphase

細胞分裂中期終期の間の時期。中期で赤道面に並んだ2本の染色分体または相同染色体のおのおのが,その一部である動原体に結合した紡錘糸に引かれてどちらかの分裂極へ移動しはじめる時期から,分裂極に到着して娘核核膜が形成されるまでの時期をいう。時間的には短いが,染色体の形態的特徴を調べるうえで重要な時期である。

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栄養・生化学辞典 「後期」の解説

後期

 細胞分裂の一段階で,染色体が分裂して娘染色体になって両極へ移行する時期.この時期の変化はサイトカラシンBで阻害され,細胞分裂が停止する.

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