後輩(読み)コウハイ

デジタル大辞泉 「後輩」の意味・読み・例文・類語

こう‐はい【後輩】

《あとに生まれた人の意》
年齢地位経験学問技芸などで、自分より下の人。後進。⇔先輩
同じ学校職場などで、あとから入ってきた人。⇔先輩
[類語]後学後進

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精選版 日本国語大辞典 「後輩」の意味・読み・例文・類語

こう‐はい【後輩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「輩」は順序の意 )
  2. あとから生まれた人。あとに生まれる人。また、学問、技芸、修業などで、あとに続く者。後進。
    1. [初出の実例]「助け置かれたりとも、栄雄後輩に及ぶべくは、何の恐れか候ふべき」(出典:平治物語(1220頃か)下)
    2. [その他の文献]〔蔡邕‐陳政要七事疏〕
  3. 同じ学校、地域、職場などで、下級生、またはあとからはいった人をいう。
    1. [初出の実例]「それは彼の友達と云ふよりも寧ろずっと後輩(コウハイ)に当る男の」(出典:行人(1912‐13)〈夏目漱石〉帰ってから)
    2. [その他の文献]〔孟浩然‐陪盧明府泛舟回作詩〕
  4. 後方にいる人々。
    1. [初出の実例]「後輩趁来満路暉。或歩或車塵影合」(出典:経国集(827)一一・奉和鞦韆篇〈滋野貞主〉)

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普及版 字通 「後輩」の読み・字形・画数・意味

【後輩】こうはい

後進。唐・韓〔劉正夫に答ふる書〕士に擧げらるる、先の門に於て、何(いづ)れのかざらん。先の後輩に於ける(いやし)くも其の至るを見ば、(なん)ぞ以て其のに答へざるべけんや。擧士大夫、皆然らざる(な)し。

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