徒死(読み)トシ

デジタル大辞泉 「徒死」の意味・読み・例文・類語

と‐し【徒死】

[名](スル)むだ死にすること。犬死に。「無益な戦い徒死する」
[類語]無駄死にいたずら死に犬死に

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精選版 日本国語大辞典 「徒死」の意味・読み・例文・類語

いたずら‐じにいたづら‥【徒死】

  1. 〘 名詞 〙 何の役にも立たないで死ぬこと。何の役にも立たない死に方をすること。むだじに。いぬじに。
    1. [初出の実例]「亦被噉(くらはれ)なば、何(いかで)かは不死まじき、徒死(いたづらしに)せよかし」(出典今昔物語集(1120頃か)二七)

と‐し【徒死】

  1. 〘 名詞 〙 むだ死にすること。いたずらに死ぬこと。犬死(いぬじに)
    1. [初出の実例]「徒死何為」(出典:日本外史(1827)一七)

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普及版 字通 「徒死」の読み・字形・画数・意味

【徒死】とし

むだ死に。

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