デジタル大辞泉 「徒波」の意味・読み・例文・類語 あだ‐なみ【▽徒波/▽徒▽浪】 たいした風もないのに立つ波。変わりやすい人の心、軽々しい行為などをたとえていう語。「音にだに立てじと思ひし―のあだなる名をも流しつるかな」〈新葉・恋二〉[類語]波・波浪・さざ波・白波・逆波・津波・土用波・うねり・小波・大波・高波・荒波・波濤・怒濤・激浪・男波・女波・余波・逆浪げきろう・横波・海嘯・夕波・波頭なみがしら・波頭はとう・波の花・波間 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「徒波」の意味・読み・例文・類語 あだ‐なみ【徒波・徒浪】 〘 名詞 〙 いたずらに立ち騒ぐ波。変わりやすい人の心、むなしい浮き名、無益な騒ぎなどのたとえに用いる。[初出の実例]「そこひなき淵やはさわぐ山河のあさき瀬にこそあだ浪はたて〈素性〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋四・七二二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例