得手物(読み)エテモノ

デジタル大辞泉 「得手物」の意味・読み・例文・類語

えて‐もの【得手物】

得手1」に同じ。
「―の片足立ちや小田の雁」〈おらが春
得手3」に同じ。
「―にいい日だのうとぶらり来る」〈柳多留拾遺・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「得手物」の意味・読み・例文・類語

えて‐もの【得手物】

〘名〙
※浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)中「殿はな、小鼓の、や、ゑてもの」
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)八「女中がたをころころと、おもしろがらせることがゑてものでござりやす」
黄表紙莫切自根金生木(1785)中「なんだか、いや味な光がさすぜへ。またゑてものではねへか」
[補注]②の挙例中の「ゑてもの」は金の意。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android