御代り(読み)オカワリ

デジタル大辞泉 「御代り」の意味・読み・例文・類語

お‐かわり〔‐かはり〕【御代(わ)り】

[名](スル)
代わり4」に同じ。「御飯をもう一杯お代わりする」
犬などに、「お手」の芸をさせたあと、もう一方前足でもその動作をさせる芸。また、それを命じる語。
俗に、同じことをもう一度おこなうこと。「面白かった映画お代わりする」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御代り」の意味・読み・例文・類語

お‐かわり‥かはり【御代・御替・御変】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 飲食したあとに、同じものを重ねて飲食すること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「お替りに子の行儀よく下に箸」(出典:雑俳・歌羅衣(1834‐44)七)
  3. 遊里で、なじみの女郎が来ないとき、代わりに呼ぶ女郎。
    1. [初出の実例]「おかわり これは馴染の女郎ならぬ時に、代りの女郎を進めてよばす事也」(出典:洒落本・外国通唱(1804))
  4. 代価のこと。
    1. [初出の実例]「おかわり 代価」(出典:公家言葉集存(1944)八)
  5. ( 御変 ) ふだんと違う状態出来事を意味する「かわり」の丁寧語
    1. [初出の実例]「小母さんはお変りない?」(出典:若き日(1943)〈広津和郎〉序章)

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