御利益(読み)ゴリヤク

デジタル大辞泉 「御利益」の意味・読み・例文・類語

ご‐りやく【御利益】

神仏人間に与えるお恵み、幸運。ご利生りしょう霊験。「観音さまのご利益
人や物によって受ける恵み。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御利益」の意味・読み・例文・類語

ご‐りやく【御利益】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語。「利益」は「福利効益」の意 )
  2. 神仏を信ずることによって受ける恵み、幸運、恩恵の意。御利生(ごりしょう)。霊験。
    1. [初出の実例]「観音の御利益には此(かか)る希有の事なむ有けるとなむ語り伝へたるとや」(出典今昔物語集(1120頃か)一六)
  3. 金銭物質がもたらす幸運。物事に精進することによって得られる成功や利益。
    1. [初出の実例]「金を信心せねば金の御利益(ゴリヤク)はない道理さ」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android