御夢想(読み)ゴムソウ

デジタル大辞泉 「御夢想」の意味・読み・例文・類語

ご‐むそう〔‐ムサウ〕【御夢想】

夢の中で神仏お告げがあること。また、そのお告げ。
清水の―によりこれまで尋ね参りたり」〈仮・恨の介・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「御夢想」の意味・読み・例文・類語

ご‐むそう‥ムサウ【御夢想】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 )
  2. その人を敬って、その夢の中で見たり思ったりしたことをいう。
    1. [初出の実例]「夢解申云、此御夢想極吉夢也」(出典:江談抄(1111頃)一)
  3. 夢で神や仏のおつげがあること。また、そのおつげ。
    1. [初出の実例]「法皇御夢想(ゴムサウ)に御らんぜられつるに」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)

ご‐みそ【御夢想】

  1. 〘 名詞 〙 青森秋田などで、神がかって託宣占いをするもの。みこ占い師

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