御心(読み)オココロ

デジタル大辞泉 「御心」の意味・読み・例文・類語

お‐こころ【御心】

相手を敬って、その気持ち・考え・思いやりなどをいう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御心」の意味・読み・例文・類語

み‐こころ【御心】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「み」は接頭語 ) 相手、特に神や天皇を敬って、その心をいう語。
    1. [初出の実例]「足日女(たらしひめ) 神の命 韓国(からくに)を 向け平げて 彌許許呂(ミココロ)を 鎮め給ふと」(出典万葉集(8C後)五・八一三)

ご‐しん【御心】

  1. 〘 名詞 〙 相手を敬って、その心、気持などをいう語。おこころ。おきもち。
    1. [初出の実例]「むごい御しんでありんすと聞へるゆへ、扨もうまい口説(くぜつ)かな」(出典:咄本・都鄙談語(1773)初会)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android