御清所(読み)オキヨドコロ

デジタル大辞泉 「御清所」の意味・読み・例文・類語

お‐きよどころ【御清所】

清所きよどころ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御清所」の意味・読み・例文・類語

お‐きよどころ【御清所】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. ( 「清所(きよどころ)」の尊敬語 ) 宮中または貴人台所
    1. [初出の実例]「親おほぢ代々おきよ所へ柴入た冥加の為、たきぎは嫁(よめ)がつづけませふ」(出典浄瑠璃傾城酒呑童子(1718)二)
  3. で働く女性。御清所の中臈(ちゅうろう)の称。
    1. [初出の実例]「『主人良実初め、宮仕へ致まする女(め)の童』『はなだ』『しらふじ』『二(ふた)あひ、お清所に至る迄』『君の宝祚を』『願ふて居りまする』」(出典:歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)五立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android