


(ふく)。
は量器を反覆する形。道路の意の彳(てき)を加えて、往来反復の意とする。〔説文〕二下に「
來するなり」と訓し、復帰の意。金文の〔
鼎(こつてい)〕に「厥(そ)の絲束を復せしむ」「則ち復命せしむ」のように、返付・返報の意に用いる。もとの状態に回復することをもいい、招魂の儀礼を復という。復するときは屋上に上って北
し、衣を以て招き、「皋(ああ)、某復(かへ)れ」とよぶ。
(覆)・
・
など五字を収める。
に反覆の意がある。
は〔詩、大雅、緜〕に「陶復」とあるもので、地室をいう。
biukは同声。
は複の初文とされる字で、〔説文〕九上に「重なり」という。複piuk、
phiukにみな重複の意がある。また報puと声義近く、報告・報復の意において通用する。
▶・復旦▶・復重▶・復轍▶・復土▶・復沓▶・復陶▶・復道▶・復魄▶・復白▶・復反▶・復
▶・復辟▶・復補▶・復命▶・復面▶・復礼▶・復活▶・復帰▶・復起▶・復旧▶・復穴▶・復古▶・復候▶・復興▶
復・凱復・起復・給復・匡復・興復・克復・剋復・三復・修復・習復・酬復・紹復・申復・振復・重復・拝復・反復・平復・報復・本復・来復出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…この中間期はしばしば盛大な祭宴を伴う洗骨の儀礼によって終わる。死体が清められて骨部のみが保存されるとともに,死者の霊魂は祖先の世界に入って安住の地を見いだし,一方,生者は服喪を終えて日常生活に復帰することになる。ここに見られる構造は,この種の葬制が生と死の分離の強調だけで終わることなく,中間的移行期をへた後に,死者と祖先,服喪者と日常性といった統合の過程が続くことを示している。…
※「復」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...