心を合わせる(読み)ココロヲアワセル

デジタル大辞泉 「心を合わせる」の意味・読み・例文・類語

こころわ・せる

大ぜいが心を一つにして協力する。「―・せて仕事に取り組む」
[類語]以心伝心呼応意気投合合意コンセンサス息が合う反りが合う反り馬が合う気が合う肌が合う琴瑟きんしつ相和す打てば響くつうかあ応える共鳴同感共感拈華微笑ねんげみしょう心を一にする心を通わす心が通う気が置けない胸襟を開く腹を割る心を開く心を許す気を許す肝胆相照らす心を交わす心を以て心に伝う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心を合わせる」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 を 合(あ)わせる

  1. 同意する。合意する。
    1. [初出の実例]「からうして、をんなのこころあはせてぬすみていでにけり」(出典:塗籠本伊勢物語(10C前)六)
  2. しめし合わせる。共謀する。
    1. [初出の実例]「いとよくけしきをだにしらせねど、君は心あはせたりとおぼさんがわびしき事」(出典:落窪物語(10C後)一)
    2. 「内々御不審を蒙り給ふよし聞えしかば、心をあはせて一人づつ皆下りはてにけり」(出典:平家物語(13C前)一二)
  3. 協力する。心を同じくする。

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