心を通わす(読み)ココロヲカヨワス

デジタル大辞泉 「心を通わす」の意味・読み・例文・類語

こころかよわ・す

互いに心が通じ合う。気脈を通じる。心を通わせる。「―・す学生時代からの友人」
[類語]以心伝心呼応ファミリアフレンドリーアットホームドメスティック家庭的打ち解ける解け合う馴染む親しむ心安い水いらず親しい近しい気安いむつまじい親密懇意昵懇じっこん懇親別懇ねんご親愛和気藹藹あいあい仲良し人なつこい取っ付きやすい懐こい如才ない調子がいいなれなれしい馴染み深いつうつう意気投合合意コンセンサス息が合う反りが合う反り馬が合う気が合う肌が合う琴瑟きんしつ相和す打てば響くつうかあ応える共鳴同感共感拈華微笑ねんげみしょう心を合わせる心を一にする心が通う気が置けない胸襟を開く腹を割る心を開く心を許す気を許す肝胆相照らす心を交わす心を以て心に伝う

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精選版 日本国語大辞典 「心を通わす」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 を 通(かよ)わす

  1. 互いに心を通じる。気脈を通じる。
    1. [初出の実例]「心かよはしてさそひかくされたてまつりにけると思ひ給ふらん」(出典:浜松中納言物語(11C中)五)
  2. 注意をゆきわたらせる。
    1. [初出の実例]「際なく心通はして、目に見えぬ物の声ききつ」(出典:於母影(1889)〈森鴎外ら訳〉青邱子)

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