心髄(読み)シンズイ

デジタル大辞泉 「心髄」の意味・読み・例文・類語

しん‐ずい【心髄】

中心にある髄。
物事の中心となる最も大事なところ。中枢
心の中。心底

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精選版 日本国語大辞典 「心髄」の意味・読み・例文・類語

しん‐ずい【心髄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中心にある髄。物の中央にあるしん。
    1. [初出の実例]「孩嬰の胎を出れば、乳漿と共に心髄に浸漬し」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐盧龍〕
  3. 物事の中心となる最も大切な所。中心。中枢。
    1. [初出の実例]「仏法心髄、要妙斯在乎」(出典:性霊集‐二(835頃)大唐青龍寺故三朝国師碑)
    2. 「此等の二つの大法は一代の綱骨一切経の心髄なり」(出典:日蓮遺文‐開目抄(1272))
  4. 心の中。心底。

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普及版 字通 「心髄」の読み・字形・画数・意味

【心髄】しんずい

心底。

字通「心」の項目を見る

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