快足(読み)カイソク

デジタル大辞泉 「快足」の意味・読み・例文・類語

かい‐そく〔クワイ‐〕【快足】

きわめて足の速いこと。また、速く走れる足。「快足を飛ばす」「快足ランナー」
ここちよく満ち足りること。また、その状態
心思の―、身体安適求むとも」〈中村訳・西国立志編
[類語]駿足健脚

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「快足」の意味・読み・例文・類語

かい‐そくクヮイ‥【快足】

  1. 〘 名詞 〙
  2. きわめて速く歩いたり走ったりすること。足の速いこと。また、その人や、そういう足。「快足を飛ばす」
    1. [初出の実例]「此の獣は亜非利加地方山羊の中に就いて最も快足(クヮイソク)の称(とな)へあるものなり」(出典:亜非利加内地三十五日間空中旅行(1883‐84)〈井上勤訳〉三)
  3. 気持よく満足すること。また、そういう状態。
    1. [初出の実例]「心思の快足、身体の安適を求むとも、決して得べからずと云へり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android