念仏銭(読み)ネンブツセン

デジタル大辞泉 「念仏銭」の意味・読み・例文・類語

ねんぶつ‐せん【念仏銭】

絵銭えぜにの一。南無阿弥陀仏六字名号を鋳出したもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「念仏銭」の意味・読み・例文・類語

ねんぶつ‐せん【念仏銭】

  1. 〘 名詞 〙 絵銭(えせん)一つ。「南無阿彌陀仏」の六字の名号を鋳出したもの。
    1. [初出の実例]「大黒銭、夷子銭、〈略〉念仏銭、〈略〉其外種々の絵銭ありて、今偶蔵せる人あり、何れの代に鋳たりしにや、通用銭にはあらずと見えたり」(出典:改正補訂地方凡例録(1871)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android