怒気(読み)ドキ

デジタル大辞泉 「怒気」の意味・読み・例文・類語

ど‐き【怒気】

怒った気持ち。怒りを含んだようす。「怒気を帯びた顔付き」
[類語]怒り腹立ち立腹憤り瞋恚しんい憤怒ふんど・ふんぬ憤懣ふんまん鬱憤うっぷん義憤痛憤悲憤憤激憤慨ふんがい激怒癇癪かんしゃく逆鱗げきりん憤ろしい腹立たしい業腹ちゅうっ腹やけっ腹悲憤慷慨喧嘩早い喧嘩っぱや癇癖癇性ヒステリック虫気短気気短短慮せっかち性急気早気が短い気忙しい直情径行逆上高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つのぼせ上がる血迷う血走る怒りっぽい切れる瞬間湯沸かし器

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精選版 日本国語大辞典 「怒気」の意味・読み・例文・類語

ど‐き【怒気】

  1. 〘 名詞 〙 怒りを含んだ気色。腹が立っているような様子
    1. [初出の実例]「怒気卒暴なることなかれ」(出典:正法眼蔵(1231‐53)洗浄)
    2. 「主人は少々怒気を帯びて居る」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)
    3. [その他の文献]〔呉越春秋‐勾践伐呉外伝〕

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普及版 字通 「怒気」の読み・字形・画数・意味

【怒気】どき

怒ったさま。〔呉越春秋、勾践伐呉外伝〕勾踐(こうせん)、(あ)(蛙)の腹を張りて怒るを見て、~ち之れが爲に軾(しよく)(礼)す。~曰く、吾(われ)士卒の怒るを思ふこと久し。~今蟲は無知の物なるに、を見て怒氣り。故に之れが爲に軾すと。

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