思い浮べる(読み)オモイウカベル

デジタル大辞泉 「思い浮べる」の意味・読み・例文・類語

おもい‐うか・べる〔おもひ‐〕【思い浮(か)べる】

[動バ下一][文]おもひうか・ぶ[バ下二]心に浮かべる。心に描く。「父の姿を―・べる」
[類語]思う思い出す思い返す追想する回想する回顧する想起する

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精選版 日本国語大辞典 「思い浮べる」の意味・読み・例文・類語

おもい‐うか・べるおもひ‥【思浮】

  1. 〘 他動詞 バ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]おもひうか・ぶ 〘 他動詞 バ下二段活用 〙 意識にのぼせる。思いつく。前に見聞したことなどを、ふと思い出す。また、想像する。おもいうかめる。
    1. [初出の実例]「あふち咲外面の木陰露おちて五月雨晴る風わたる也、と良忠のよめるを思ひうかへ給ふべし」(出典:白髪集(1563))
    2. 「何か妙案を思ひ浮べたやうに、俄に顔色を和げ」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三)

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