デジタル大辞泉 「急かせる」の意味・読み・例文・類語 せか・せる【▽急かせる】 [動サ下一][文]せか・す[サ下二]1 催促して急がせる。せきたてる。せかす。「仕事を―・せる」2 じらせてあせらせる。「これまた米八よねはちに心を―・する手くだなり」〈人・辰巳園・三〉[類語]急く・急ぐ・急き立てる・追い立てる・追いまくる・催促がましい・せつく・迫る・要求する・強請きょうせいする・強迫する・強談ごうだんする・催促する・催告する・責め立てる・せがみ立てる・尻を叩く・矢の催促・やいのやいの・目まぐるしい・忙しい・急・せわしい・せわしない・気ぜわしい・慌ただしい・きりきり舞い・東奔西走・てんてこ舞い・多忙・繁忙・繁多・繁劇・多事多端・多用・繁用・席の暖まる暇いとまもない・猫の手も借りたい・そそくさ・せかせか・性急・拙速・多端・忙殺・怱忙そうぼう・倥偬こうそう・怱怱そうそう・大忙し・取り紛れる・手が塞がる・目が回る・応接に暇いとまがない・心急せく・あくせく・こせこせ・ばたばた・せっかち・あたふた・気早・気早い・大わらわ・貧乏暇無し・甲斐甲斐かいがいしい・そわそわ・右往左往・慌てふためく・動き回る・ちょこまか・うそうそ・倉卒・押せ押せ・てんやわんや・ああ言えばこう言う・揚げ足を取る・あげつらう・言いたい放題・言い立てる・うるさい・うるさ型・鸚鵡おうむ返し・かき口説く・がたがた・がみがみ・くそみそ・くだくだ・ぐだぐだ・くだくだしい・口うるさい・口が減らない・口が悪い・口汚い・口さがない・口幅ったい・口任せ・口やかましい・くどい・くどくど・くどくどしい・クレーマー・けちを付ける・喧喧囂囂けんけんごうごう・口角泡を飛ばす・小うるさい・ごてごて・小やかましい・懇懇・嘖嘖さくさく・舌長・しちくどい・四の五の・重箱の隅をつつく・諄諄じゅんじゅん・針小棒大・ずけずけ・ずばずば・たらたら・ちくちく・喋喋ちょうちょう・丁丁発止・つべこべ・滔滔とうとう・どうのこうの・とやかく・なんのかの・ねちねち・ねっちり・ぶすぶす・ぶつくさ・ぶつぶつ・べちゃくちゃ・ぺちゃくちゃ・ぼろくそ・まくし立てる・回りくどい・耳に胼胝たこができる・蒸し返す・やいやい・やかましい・やかまし屋 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「急かせる」の意味・読み・例文・類語 せか‐・せる【急】 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]せか・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙① いそぐようにさせる。いそがせる。せきたてる。[初出の実例]「御名残は惜しう侍れども、うばにはいとま出されよ。顔のつややかなるほどに、いかなる縁も定め侍らんと、せかする」(出典:御伽草子・福富長者物語(室町末))② じらせて怒らせる。あせらせる。じらせる。[初出の実例]「六論とは、口をきき、口論をして云まくり、むかふのものに気をせかせてはきをひをとる」(出典:わらんべ草(1660)三)「さも深くちぎり合ことを口にいだして恥かしとおもはぬは、これまた米八に心をせかせる手くだなり」(出典:人情本・春色辰巳園(1833‐35)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by