怨ず(読み)エズ

デジタル大辞泉 「怨ず」の意味・読み・例文・類語

え・ず〔ヱず〕【怨ず】

[動サ変]《「えんず」の撥音の無表記》「えん(怨)ずる」に同じ。
「もの憎みはいつならふべきにかと―・じ給へば」〈澪標

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精選版 日本国語大辞典 「怨ず」の意味・読み・例文・類語

え‐・ずヱ‥【怨】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙 ( 「えんず(怨)」の撥音「ん」の無表記 ) =えんずる(怨)
    1. [初出の実例]「人みな、えあらで笑ふやうなり。うたぬし、いとけしきあしくてゑず」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月一八日)

えん‐・ずヱン‥【怨】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙えんずる(怨)

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