怯夫(読み)キョウフ

デジタル大辞泉 「怯夫」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ふ〔ケフ‐〕【×怯夫】

臆病者懦夫だふ
「―をして気勢を激発せしむる事なり」〈中村訳・西国立志編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「怯夫」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ふケフ‥【怯夫】

  1. 〘 名詞 〙 臆病な男。臆病者。懦夫(だふ)
    1. [初出の実例]「勇将勁卒の表様、大に怯夫(〈注〉オクビョウモノ)をして気勢を激発せしむることなり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐韓策・襄王〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「怯夫」の読み・字形・画数・意味

【怯夫】きよう(けふ)ふ

臆病者。〔史記、張儀伝〕夫(そ)れ秦の卒の山東の卒に與(お)けるは、ほ孟(もうほん)(古の勇者)の怯夫に與けるがごとし。

字通「怯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android