デジタル大辞泉 「恋」の意味・読み・例文・類語
こい〔こひ〕【恋】
2 土地・植物・季節などに思いを寄せること。
「明日香川川淀さらず立つ霧の思ひ過ぐべき―にあらなくに」〈万・三二五〉
[補説]書名別項。→恋
[類語](1)恋愛・
( 1 )上代では、①のように、対象に幅があったが、中古以降は、②のように、もっぱら恋愛の感情を表わすようになった。
( 2 )歌語としての性格が強かったためか、中古の散文にはあまり見られない。

(らん)声。
に攣(れん)の声がある。字は古くは攣(れん)の字を用いたらしく、〔易、小畜〕「孚(まこと)
りて攣如(れんじよ)たり」、〔漢書、外戚上、孝武李夫人伝〕「上(しやう)、攣攣として我を
念する
以(ゆゑん)」の〔師古注〕に「攣、~
讀んで戀と曰ふ」とあって、心攣(ひ)かれることをいう。〔漢書、羌肱伝〕に「兄弟相ひ戀ふ」とみえる。六朝期の民歌に、恋情を歌うものが多い。
・臠liuanは同声。〔説文〕十二下に「
(れん)は
ふなり」とあり、攣はその動作、戀はその心情をいうとみてよい。〔説文〕臠(れん)字条四下に〔詩、檜風、素冠〕「棘人(きよくじん)(やつれ人)臠臠たり」の句を引き、瘠せたさまの意とするが、今本は「欒欒(らんらん)」に作る。
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恋・眷恋・顧恋・恨恋・思恋・慈恋・失恋・情恋・深恋・悽恋・耽恋・貪恋・嘆恋・悵恋・悲恋・離恋出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...