恐れ多い(読み)オソレオオイ

デジタル大辞泉 「恐れ多い」の意味・読み・例文・類語

おそれ‐おお・い〔‐おほい〕【恐れ多い/畏れ多い】

[形][文]おそれおほ・し[ク]
貴人や尊敬する人などに対して、失礼になるので申し訳ない。「―・いことですが一言申し上げます」
わが身にはありがたく、もったいない。「―・くも国王からお言葉を賜る」
[類語]有り難いもったいないかたじけないうれしい恐縮幸甚謝る謝するわびわび言平謝り陳謝謝罪多謝わびる恐懼恐れ入る痛み入る心苦しい身に余る過分かしこまる畏れる謹むしゃちほこばる固くなる縮こまる小さくなるまじめ腐る身の縮む思い畏怖

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精選版 日本国語大辞典 「恐れ多い」の意味・読み・例文・類語

おそれ‐おお・い‥おほい【恐多・畏多】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]おそれおほ・し 〘 形容詞ク活用 〙 貴人や目上の人などに失礼なことをしてもったいない。たいへん恐縮すべきことである。また、ありがたくて、もったいない。
    1. [初出の実例]「かやうに申事、おそれおほく候へども、母が思ひ、あまりに不便なる次第に候」(出典:曾我物語(南北朝頃)三)

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