恩顧(読み)オンコ

デジタル大辞泉 「恩顧」の意味・読み・例文・類語

おん‐こ【恩顧】

情けをかけること。よくめんどうをみること。「恩顧をこうむる」「恩顧に報いる」
[類語]恩恵恵み御蔭

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恩顧」の意味・読み・例文・類語

おん‐こ【恩顧】

  1. 〘 名詞 〙 目上の者が目下の者に情けをかけること。また、目下の者が目上の者から目をかけられていること。めぐみ。ひいき。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「人の奴たるものは、賞罸はなはだしく、恩顧あつきをさきとす」(出典:方丈記(1212))
    2. [その他の文献]〔韓愈‐奉和武相公詠孔雀詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android