悔恨(読み)カイコン

デジタル大辞泉 「悔恨」の意味・読み・例文・類語

かい‐こん〔クワイ‐〕【悔恨】

[名](スル)過ちを後悔して残念に思うこと。「悔恨の情」
「是余が非徳の致す所―するともなんぞ及ばん」〈染崎延房・近世紀聞〉
[類語]後悔悔やむ悔悟悔いる悔い懲りる思い残す悔い改める痛恨懺悔

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精選版 日本国語大辞典 「悔恨」の意味・読み・例文・類語

かい‐こんクヮイ‥【悔恨】

  1. 〘 名詞 〙 あやまちを後悔し残念がること。くやみ、うらむこと。前非をくやむこと。
    1. [初出の実例]「以て今日の形勢に至る是余(わ)菲徳の致す所悔恨(クヮイコン)するとも曷(なん)ぞ及ばん」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉八)
    2. [その他の文献]〔神仏伝‐叔卿〕

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普及版 字通 「悔恨」の読み・字形・画数・意味

【悔恨】かい(くわい)こん

過失をくい、残念に思う。魏・阮籍〔詠懐、八十二首、六十一〕詩 軍、人をして悲しましむ 烈烈として、哀り 我が常の時を念ひ 恨、此れより生ず

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