感悦(読み)かんえつ

精選版 日本国語大辞典 「感悦」の意味・読み・例文・類語

かん‐えつ【感悦】

〘名〙 心に深く感じて喜ぶこと。
九暦‐貞信公教命・承平六年(936)一一月六日「主上聞食此事感悦之気
太平記(14C後)二八「『誠に天下重宝也』と感悦(カンエツ)して」 〔権徳輿‐送裴中丞序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「感悦」の意味・読み・例文・類語

かん‐えつ【感悦】

非常に感動してうれしく思うこと。
「誠に天下の重宝なりと―して」〈太平記・二八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「感悦」の読み・字形・画数・意味

【感悦】かんえつ

心からよろこぶ。〔後漢書禹伝〕禹の止まるは輒(すなは)ち事を停め(とど)む。~穉、垂髮戴白(幼老)、其の車下に滿ち、感せざる(な)し。是(ここ)に於て名、關西に震ふ。之れを嘉(よみ)し、數(しばしば)書を賜ひて襃美す。

字通「感」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ダモクレスの剣

常に身に迫る一触即発の危険な状態をいう。シラクサの僭主ディオニュシオス1世の廷臣ダモクレスが王者の幸福をたたえたので,王がある宴席でダモクレスを王座につかせ,その頭上に毛髪1本で抜き身の剣をつるし,王...

ダモクレスの剣の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android