憧れ(読み)アコガレ

デジタル大辞泉 「憧れ」の意味・読み・例文・類語

あこがれ[書名]

石川啄木の第1詩集。明治38年(1905)、小田島書房より刊行上田敏序詩を寄せ、与謝野鉄幹跋文ばつぶんを書いた。

あこがれ【憧れ/憬れ】

あこがれること。理想とする物事に強く心が引かれること。憧憬どうけい・しょうけい。「―をいだく」「未知への―」「―のまと」
[補説]書名別項。→あこがれ
[類語]憧憬

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精選版 日本国語大辞典 「憧れ」の意味・読み・例文・類語

あくがれ【憧・憬】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「あくがれる」の連用形名詞化 ) =あこがれ(憧)
    1. [初出の実例]「信(しん)の涙か、憧憬(アクガレ)の孤寂の闇を椶櫚(しゅろ)の花 幹を伝ひて」(出典有明集(1908)〈蒲原有明〉孤寂)

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